個人事業の目標が“感覚”になってない?数で確認する方法
- mellowlaunch
- 5月22日
- 読了時間: 3分
「今月はもうちょっと頑張りたい」「新規のお客さん、最近ちょっと少ないかも」「なんとなく売上が伸びてない気がする」――。これは、私自身も含め、個人で事業をしている方がよく口にする言葉です。
もちろん、日々の仕事の中で得られる“感覚”はとても大切です。でも、その感覚がすべてになってしまうと、実際の成果や課題がぼやけてしまい、「何をどうすればいいのか」が分からなくなってしまいます。
そこで今回は、「感覚」に頼るだけの目標から一歩踏み出して、“数”を使って事業の状態を可視化する方法をお伝えします。
感覚頼りの目標がもたらす“もやもや”
個人で仕事をしていると、すべてを自分ひとりで判断しなければならない場面が多くなります。そんな中で、「売上を上げたい」「もっと予約を増やしたい」といった気持ちは当然のことです。しかし、これが“目標”として機能しているかというと、実はそうではありません。
感覚に頼った目標の問題は、進捗が見えづらいことにあります。「今月、頑張った気がするけど…結果どうだったんだっけ?」というもやもやが残ってしまい、次のアクションがあいまいになってしまいます。
「数」で可視化するだけで道筋が見える
こうしたもやもやを解消するためには、目標を“数値化”することがとても効果的です。
たとえば、「もっと売上を上げたい」という目標があるなら、「今月あと10万円売上を伸ばすには、単価5,000円の商品を20件売る必要がある」というように、“必要な数字”に分解してみます。
このように数値に落とし込むことで、「何を、どれくらいやればいいのか」が一気に明確になります。また、数値化することで、うまくいかなかった場合の振り返りもしやすくなり、改善のサイクルを回しやすくなります。
今日から使える「数で目標管理」3ステップ
それでは、実際にどのように目標を“数”で管理していけばよいのでしょうか。おすすめの方法を3つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:理想の未来を言語化するまずは「こうなりたい」という未来を文章で書き出します。たとえば「毎月30万円の売上を安定して出せるようになりたい」など。
ステップ2:必要な数値に分解する次に、その理想を達成するには何がどれだけ必要かを具体的な数で洗い出します。単価、集客数、リピート率などに分けてみましょう。
ステップ3:定期的に見直す週1回、月1回など、定期的に実績と目標を照らし合わせて振り返ります。達成できた点、足りなかった点を数値で確認するだけで、次のアクションが見えてきます。
これらのステップは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどを使えば手軽に始められます。まずは手書きのノートでも構いません。大事なのは、“なんとなく”から“数で判断”へ意識を切り替えることです。
個人事業の目標まとめると
個人事業において、“感覚”は重要なヒントをくれるものですが、頼りすぎてしまうと目標がぼやけてしまいます。数字で目標を管理することで、自分の事業の状態を客観的に把握し、やるべきことが明確になります。
「なんとなく」で悩む時間を、「数字で確認、改善」に変えていくことで、無理なく着実に理想の未来へ近づいていきましょう。小さな一歩を“数字”とともに始めてみてください。
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