データってどこを見ればいい?売上が伸びる“見える化”のコツ
- mellowlaunch
- 5月28日
- 読了時間: 2分
「売上は見ているけど、なかなか伸びない」。そう感じている個人事業主の方は多いのではないでしょうか?実は、売上だけを見ていても、原因や対策はなかなか見えてきません。大切なのは、その“内訳”を見える化すること。今回は、売上アップにつながるデータの見方と、誰でもできる“見える化”の習慣化について解説します。
売上データを見ているのに、なぜ伸びない?
売上は、あくまで「結果」です。たとえば、昨日の売上が2万円だったとします。この数字は結果を示しているだけで、「なぜ2万円だったのか」「どうすれば3万円になるのか」というヒントは含まれていません。
大切なのは、売上の背景にあるデータを見ていくこと。具体的には「客数」「客単価」「リピート率」などが挙げられます。これらの数字がどう変化しているかを見ていくことで、売上の伸び悩みの原因が見えてきます。
“分解”して見える化する:3つの基本指標
売上=客数×単価×リピート率
この式は、商売の基本中の基本ですが、見える化の起点として非常に有効です。
客数:新規客とリピーター、それぞれ何人来ているか。
単価:メニュー構成やオプションで平均いくら支払われているか。
リピート率:一度来た人が何回再訪しているか。
これらを把握することで、「新規客は増えているがリピートされていない」「客単価が下がっている」など、具体的な課題が明らかになります。数字を分解することで、対策も打ちやすくなります。
“見える化”を習慣に:簡単にできる仕組みづくり
「毎日忙しくてデータなんて見ていられない」「難しいことは苦手」。そう感じる方も多いと思います。ですが、見える化はとてもシンプルな仕組みでも実現できます。
たとえば、以下のようなスプレッドシートを1枚用意するだけで十分です。
日付 | 客数 | 客単価 | 売上 | リピート人数 |
5/1 | 10 | 2,000 | 20,000 | 3 |
5/2 | 8 | 2,500 | 20,000 | 2 |
このように日々の数字を入力するだけで、何となくの感覚ではなく、実態が見えるようになります。毎週・毎月の振り返りも簡単になりますし、行動を変えるための「気づき」にもつながります。
まとめると
売上が思うように伸びないとき、まず見直すべきは「売上の中身」です。客数・単価・リピート率という基本指標に分解して見える化することで、原因がクリアになります。複雑なツールや分析は必要ありません。大切なのは「見る習慣」をつくること。手書きでも、スプレッドシートでもOK。小さな“見える化”が、未来の売上を大きく変えてくれるはずです。
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