お客様の傾向をデータで“見える化”してみた結果
- mellowlaunch
- 6月9日
- 読了時間: 3分
お客様の傾向をデータで“見える化”してみた結果
「最近、このメニューが人気な気がする」「たぶん、夕方が一番混んでるかな」そんなふうに、日々の業務の中で“なんとなく”お客様の傾向をつかんでいる方は多いのではないでしょうか?感覚に基づいた判断は悪いことではありません。むしろ、長年の経験によって培われた直感は、経営の中でも非常に大切な武器です。
しかし、その感覚がずれていることもあるのが現実です。私自身、ある日ふと「最近のお客様って、どんな傾向なんだろう?」と気になり、予約表や売上データを振り返ってみることにしました。
感覚とデータがズレていた?
最初は「まあ、だいたい合ってるだろう」と軽く考えていましたが、数字を見てみると意外な結果が…。たとえば、「水曜の午後はヒマな印象」だったのに、実際は「13時台に予約が集中している」日が多い。「このコースはリピーターさんに人気」と思っていたメニューよりも、別の短時間メニューのほうがリピート率が高いことも判明しました。
特に驚いたのが「曜日ごとの客層の違い」。感覚では「平日は主婦層が中心」と思い込んでいたのに、実は“金曜日だけはビジネスパーソンが多い”というデータが出てきたんです。
こうした“思い込みのズレ”に気づけたのは、感覚を一度横に置いて、数字と向き合ったからこそ。いわば、データという鏡を使って自分の仕事を客観的に見直す作業でした。
データをもとに行動を変えてみたら
ただ気づくだけで終わらせるのはもったいないですよね。そこから、私は「どうすればこのデータを活かせるか?」を考えて、いくつかの小さな改善を始めました。
たとえば、金曜午後にビジネスパーソンが多いなら、その時間帯に“短時間集中コース”をPRするようにしました。また、リピーターが多い曜日にはLINE配信を重ねすぎないようにして、「疲れているお客様にとって心地よい距離感」を意識しました。
もちろん、すぐに劇的な変化があるわけではありません。でも、「なんとなく」ではなく「理由があってこの施策をしている」と自分で納得できると、不思議と気持ちも落ち着くのです。少しずつ反応が変わっていくのを見るのもまた、小さな楽しみになりました。
まずは“集める”からでOK
「見える化」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。でも実際には、予約アプリの履歴やメニュー別売上、LINEの配信履歴など、すでに手元にあるデータを“一覧にしてみる”だけでも十分です。
エクセルやGoogleスプレッドシートを使って、1週間分だけでもまとめてみると、「あれ、なんか偏ってるな」と感じる瞬間がきっと出てきます。
その「気づき」が、次のアクションのヒントになります。分析のプロでなくても大丈夫。大切なのは、データを見る“習慣”を少しずつ育てていくことです。
まとめると
感覚だけでは見えなかった「お客様の傾向」も、データで見える化することで驚くほど明確になります。見える化の目的は、“正解”を探すことではなく、“自分に合った改善策”を見つけること。
今日の一歩が、明日の成果をつくる土台になります。小さな見直しでも、確実に未来を変えていく力になりますよ。
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