開業準備でよくあるIT関連のミス3つ
- mellowlaunch
- 4月22日
- 読了時間: 3分
更新日:4月27日
はじめに
サロンや治療院などの開業準備では、店舗探しや内装、メニュー作りなどやることがたくさん。ついつい後回しにされがちなのが、ホームページや予約システム、LINE公式アカウントといったITまわりの準備です。
実際にサポートしていると「もっと早く相談すればよかった」と後悔されるケースも少なくありません。本記事では、開業準備でよくあるIT関連のミスを3つに絞って紹介します。同じ失敗をしないためにも、ぜひ事前にチェックしておいてください。
❶ ホームページや予約システムの準備が後回しに
開業準備の中でも意外と多いのが、ホームページや予約システムの準備を後回しにしてしまうケースです。店舗の内装や仕入れ、保健所手続きなど“見える作業”に時間を取られがちで、「とりあえずInstagramだけで集客すればなんとかなる」と思い込んでしまうのです。
しかし、いざオープン直前になると「予約の受付方法が決まっていない」「検索しても店舗情報が出てこない」「予約フォームが整っていない」など、慌てて整備しなければならない状態に陥ることも。これは、集客のチャンスを逃すだけでなく、信頼性の面でもマイナスに働く恐れがあります。ホームページや予約導線は“お客様とつながる入口”です。最低限でもいいので、早めに整えておくことが安心のポイントです。
❷ LINE公式アカウントを作っただけで放置
開業前後にLINE公式アカウントを開設する人は増えていますが、意外と多いのが「作っただけで何も活用していない」という状態。せっかくアカウントを作っても、友だち追加されていなければ意味がありませんし、どこにもリンクが貼られていなければ発見してもらうこともできません。また、LINEは“配信ツール”だけでなく、予約導線やお問い合わせ窓口としても使える便利なツールです。
にもかかわらず、活用方法がわからないまま放置され、結局「InstagramのDMだけで対応してます…」というケースも。LINEは設定次第で自動応答やリッチメニューなど、店舗運営を助ける機能が満載です。開設と同時に基本設定と活用方法を整えておくことで、お客様との接点が広がり、集客にもつながります。
❸ 無駄に高額なサービスと契約してしまう
開業前は不安や焦りから、営業提案をそのまま受け入れてしまうことがあります。「他のサロンでも使われてますよ」「今契約すると割引になります」と言われると、つい申し込んでしまうのも無理はありません。しかし、実際に使ってみると「高機能すぎて使いこなせない」「機能の半分も使っていない」「月額費が高くて負担になっている」というケースが多々あります。
たとえば月額4万円の予約システムを導入したけれど、平均客単価が3,000円だと、回収に時間がかかってしまいます。しかも、解約に違約金がかかるサービスも存在します。自分の業態・規模に合ったツールを選ぶことが大切です。無駄なコストを抑えることで、開業後の運営にも余裕が生まれます。
まとめ:小さくても、後悔しないIT準備を
開業はエネルギーのいる一大イベント。つい目に見える部分ばかりに意識が向き、ITまわりの準備は後回しになりがちです。しかし、今回紹介した3つのような「ちょっとした見落とし」が、開業後の集客や運営に大きく響くこともあります。
大切なのは、すべてを完璧に整えることではなく、自分に必要なものを見極めて“無理のない範囲で最初の一歩を踏み出す”こと。ホームページや予約システム、LINE公式アカウントは、お客様とのつながりを生む大切な入口です。
今の時代は、低コスト・短期間で始められるツールも増えており、ITが苦手な方でもスモールスタートが可能です。「まだ早いかな」と思っている方こそ、まずは小さく整えておくことで、後からの後悔を防げます。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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