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お客様の予約までの導線設計をあらためて考えてみる

  • 執筆者の写真: mellowlaunch
    mellowlaunch
  • 6月2日
  • 読了時間: 3分

個人事業主としてサロンや治療院を運営していると、つい「施術の質」や「集客のための広告費」にばかり目が向きがちです。でも、実は予約につながるかどうかを決めているのは、“その手前”の小さな導線設計にあることが多いのです。今回は「お客様が予約するまでの流れ」を3つの視点から見直してみましょう。

1. 「見つけてもらう」ための入り口は整っているか?

まず大切なのは、「どうやってお客様に見つけてもらっているのか」を知ることです。SNS?Google検索?駅前の看板?どこからの流入が一番多いかを把握しているでしょうか?

例えば、Instagramで発見された場合、「この投稿いいな」と思ってもらう“きっかけの写真や文言”が何だったのかを分析すると、その後の投稿にも活かすことができます。またGoogleビジネスプロフィールでは、営業時間や口コミの新しさが判断材料になることもあります。

見つけてもらうには、“検索される言葉”を意識した情報発信も重要です。美容室なら「白髪染め」「カット上手い」「ショートボブ」など、ターゲットが探す言葉に合わせたタグや紹介文があるかどうか、今一度チェックしてみましょう。

2. 「気になったとき、すぐ見れる・すぐ動ける」環境か?

次に、「ちょっと気になるな」と思ってくれたお客様が、スムーズに情報へたどり着けるようにしておくことが大切です。たとえばInstagramのプロフィール欄に予約リンクが貼っていなかったり、ホームページが古くてスマホで見にくかったり、予約ボタンが見つかりづらかったりしませんか?

お客様は「今このタイミングで予約したい」という瞬間があります。そこを逃さずキャッチできる導線づくりが必要です。

「料金はどこに書いてあるの?」「場所は?」「支払いは現金だけ?」——こうした小さな疑問がストレスになり、離脱につながることもあります。スマホ対応・シンプルな導線・明瞭な情報整理。この3つを意識するだけでも、離脱率は大きく下がります。

3. 「安心して予約できる」理由は示せているか?

予約という行動は、少なからずお客様にとって“勇気”のいることです。特にはじめてのお客様は、「ここ、ほんとに大丈夫かな?」という不安を少なからず持っています。

その不安を和らげるためには、スタッフ紹介や実績、口コミ、事例紹介、写真などが重要です。誰がやっているのか?どんな雰囲気なのか?過去に来たお客様の反応は?といった情報をしっかり伝えることで、「よし、ここにしよう」と背中を押すことができます。

また、予約前の質問に答える「よくある質問」や、キャンセルについてのルールも明記しておくと、安心材料になります。「予約ページに行けば、もう迷うことはない」状態を作るのが理想です。

まとめると

お客様が予約に至るまでには、

  1. 見つけてもらうこと

  2. スムーズに情報へたどり着けること

  3. 安心して予約できること

この3つの導線が必要です。どこか一つでも途切れていれば、せっかくの機会を逃してしまいます。もし最近「予約が増えないな」と感じているなら、広告や集客の前に、“導線”をあらためて見直してみませんか? 小さな改善が、大きな予約率アップにつながるかもしれません。

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