不安が消えないときにできる3つのアクション
- mellowlaunch
- 6月17日
- 読了時間: 3分
誰にでも、不安が頭から離れない日があります。明確な理由がある場合もあれば、「なんとなく不安」という言葉にできない感情に包まれることもあるでしょう。そんなとき、無理にポジティブになろうとしたり、「気にしないようにしよう」と思えば思うほど、不安はかえって膨らんでしまいます。そこで今回は、不安に振り回されず、少しでも軽くするための具体的な3つのアクションをご紹介します。
1. 「行動」で思考の渦から抜け出す
不安を感じているとき、私たちはつい考えすぎてしまいます。「もし失敗したらどうしよう」「何か悪いことが起きるかも」——まだ起きていない未来のことを頭の中で何度も反芻してしまうのです。すると、思考はどんどん内側に入り込み、気づけば身動きが取れなくなってしまいます。
そんなときは、まず小さな行動を起こしてみましょう。部屋の掃除をする、窓を開けて深呼吸する、メールを一通返す、近所を5分だけ散歩する。どんなに小さなことでも、「考える」から「動く」へと意識を切り替えることで、脳の働きも自然と変わっていきます。行動には、思考のループから抜け出す力があります。最初の一歩は小さくてもかまいません。まずは“動くこと”が大切です。
2. 「書き出す」ことで不安の正体を見極める
不安がなかなか消えないのは、その原因がはっきりしていないからかもしれません。頭の中では「なんだか怖い」「気が重い」と感じていても、それが何に対する不安なのかを明確にしないままでは、対処のしようがありません。
そこで有効なのが、思っていることをすべて書き出すことです。ノートでもスマホのメモでもかまいません。「いま感じている不安」「何が気になっているのか」「どうなったら安心できるか」など、自分の思考を“見える化”することで、モヤモヤした感情が少しずつ整理されていきます。
書くことの効能は、自分の気持ちを客観視できる点にあります。感情を言葉にすることで、「それならこうすればいいかもしれない」と解決の糸口が見えてくることも多いのです。不安をゼロにするのではなく、正体を知ることから始めましょう。
3. 「人と話す」ことで視点を変える
不安を抱えたとき、つい自分の中だけで解決しようとしてしまいがちです。しかし、そんなときこそ誰かと話すことが大切です。信頼できる家族や友人、同僚などに「ちょっと聞いてもらえる?」と声をかけるだけで、気持ちはぐっと楽になります。
話すことで、相手の反応や言葉から自分では思いつかなかった視点をもらえることがありますし、ただ話すだけでも「こんなに抱え込んでいたんだ」と自分の状態に気づけるものです。すべてをうまく説明する必要もありません。「不安なんだよね」と素直に口に出すだけで、心の重さは軽くなっていきます。
また、相手からの「それ、わかるよ」という共感のひと言が、驚くほど安心感をもたらしてくれることも。不安なときほど、外に出してみることを意識してみてください。
まとめると
不安が消えないときには、「行動する」「書き出す」「話す」という3つのアクションを意識してみましょう。それぞれが、不安の正体に近づくための違ったアプローチです。
不安を完全になくすことは難しいかもしれません。でも、それに飲み込まれず、自分なりの方法で付き合う術を持つことで、心はずいぶんと軽くなります。「何もしない」ことで深まる不安を、「小さな一歩」で少しずつほどいていきましょう。焦らず、ゆっくり、自分のペースで大丈夫です。
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