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サードパーティクッキー終了後の集客戦略

  • 執筆者の写真: mellowlaunch
    mellowlaunch
  • 2025年8月2日
  • 読了時間: 3分

インターネット広告の歴史を大きく変える出来事がいま、静かに進行しています。それが「サードパーティクッキーの終了」です。これまで多くの企業が活用してきた「ユーザー行動の追跡」による広告最適化は、今後急激に制限されていくことになります。この記事では、なぜクッキーが廃止されるのか、そしてその後にどんな集客戦略が有効になるのかを整理し、企業が進むべき方向性を示していきます。


サードパーティクッキーとは何か?なぜ終了するのか?

サードパーティクッキーとは、Webサイトに訪れたユーザーの行動履歴を、他社のドメインから発行されたクッキーによって追跡・記録する仕組みのことです。たとえば、あるECサイトを見たあと、別のメディアサイトで同じ商品の広告が表示される——こうした現象はサードパーティクッキーに支えられていました。

しかし、ここ数年でプライバシー保護への意識が高まり、AppleやMozillaはすでにこの仕組みを排除しています。そしていよいよGoogle Chromeも、2025年中に完全廃止の段階へ進む予定です。これにより、多くの企業が依存してきた「精密なリターゲティング広告」や「クロスドメイントラッキング」に大きな制約がかかります。


ゼロパーティ/ファーストパーティデータの価値が高まる

こうした中で注目されているのが、ユーザーが自ら提供する「ゼロパーティデータ」、そして自社のWebサイトやアプリで直接取得できる「ファーストパーティデータ」です。購買履歴やメールアドレス、会員登録時の属性情報など、自社との関係性のなかで得られるデータこそ、今後のマーケティング資産の柱になります。

また、顧客にとっても「自分の情報を預けるに値する企業か」が判断基準になってきており、いかに信頼を構築するかが問われています。このようなデータの管理と活用には、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)の導入が効果的です。CDPを活用することで、複数チャネルのデータを統合・分析し、顧客ごとにパーソナライズされた体験を提供できます。


集客チャネルの多様化がカギ

これからの集客戦略においては、特定の広告手法に依存せず、多様なチャネルを有機的に組み合わせることが重要です。具体的には、以下のようなチャネルが今後の中心になると考えられます。

  • SEO(検索エンジン最適化):検索行動は引き続き購買の起点であり、上位表示されることで信頼感も向上します。

  • SNS・UGC活用:企業発信だけでなく、ユーザーによるクチコミやレビュー(UGC)を活用することで、自然な形での信頼獲得が可能になります。

  • コンテンツマーケティング:記事・動画・ホワイトペーパーなどを通じて、ユーザーの関心に寄り添いながら集客につなげる手法。

  • メールマーケティング・LINE配信:ファーストパーティデータを活かし、関係性の深いユーザーに向けて効果的な再アプローチが可能です。

さらに、GA4やサーバーサイドトラッキングの導入、Cookieレス対応の広告プラットフォームの利用も進んでおり、技術面での適応も欠かせません。


まとめると

サードパーティクッキーの終了は、単なる技術変更ではなく、ユーザーとの信頼関係を再構築する転機です。企業はこれまでの「追いかける広告」から「寄り添うマーケティング」へと戦略をシフトする必要があります。ゼロパーティ/ファーストパーティデータを軸とし、コンテンツや顧客体験で惹きつけることが、これからの時代の王道です。変化に柔軟に対応できる企業こそが、ポストクッキー時代において真の競争優位を築いていくでしょう。

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